カリカコント+「MEETS」(恵比寿エコー劇場)

カリカが4人の役者と作る4つのコント。いつも客席に感嘆や驚愕の劇薬をぶちまけるカリカにしてはわりかし大人しい出来に。感動を誘おうとしたのか、それすら何かの罠なのか分からないが、一部ひどく冗長で退屈なシーンがあったのは、”演劇”の悪い腫瘍だったと思って早く忘れたい。カリカは演劇とか演芸とかシュールとか、もうそういう面倒な区分とは無縁の存在なのだから。ということで今回私がMEETしたのは、だんだん制止が利かなくなってきた林の滑稽なアクションと前説のお野菜太郎とロビーになぜか置かれていた犬の募金箱。