池袋演芸場7月下席・昼の部(池袋演芸場)

トリの柳家喬太郎見たさに寄席へ向かうと、すず風にゃん子・金魚の漫才にたいそう心をつかまれる。FUJIWARA・原西のマッチョなギャグ魂を原西の母の肉体に注入させた風な、生活力が取り柄(鈴々舎馬風一門サイトの紹介文から抜粋)のボケの金魚と、大阪吉本・シルクまがいのプロポーションとマジックコスメで舞台のphを中和させていくにゃん子の分かりやすくてありがたくないコントラストは、女性漫才とベタと加齢の三点を結ぶ正三角形のよう。今、漫才をやりたくて仕方ない10代の少女がいたら、彼女たちの漫才をコピーすべきだ。そういえばオリックス・コリンズ監督(58才)と交際の噂があるシルク。二人の2ショットは存外こんな感じかもしれない。というのは褒めすぎで、金魚さんはオリックスの前監督・伊原と前々監督・レオン・リーを足して土井正三で割ったような、阪急の帽子みたいな顔をしています。