第二弾CD発売記念! 立川談笑独演会(国立演芸場)

「蝦蟇の油」で披露したスペイン語バージョンの口上がなんともバカバカしくて心に残る。大学で学んだ本寸法のスペイン語のはずなのに、何年に一回か必ず現れる「芸人が英語で海外の舞台に挑戦」現象とは一線を画していて、目的もなくただただ外国語の響きを面白がるだけなのが素敵だ。
締めの演目「イラサリマケー」に出てくるカタコトのビルマ人然り、言語に斜めから寄り添ってニヤけるセンスは早稲田の先輩・タモリの影響だろうか? と推測してみるが、なにかにつけて「マンセー!」とすぐ叫ぶ立川談志の弟子と気がついた途端、考えるのがどうでもよくなる。