漫才米騒動(シアターD)

好みの漫才師が揃ったのでシアターDへ。インドの高官にしか見えない春日がイギリスを睨みつけるような視線でボケを無作為投下していくオードリーと、寄席で一切脂物を取らなかったのが原因で老成したようなナイツの二組が、ふんだんにギャグを入れるスタイルを確立して嘘偽りない爆笑をかっさらていた。特にナイツ・土屋の射的のおもちゃを正確に射抜くようなツッコミは真似する若手が急増する気が。このライブは今後も”米”のコンセプトを大事にして継続するらしいので、そのうち笑い飯や吉本若手のライスが登場して、プラッシーが協賛に名乗りを上げるかもしれない。
ところで私が一番笑ったのは、前回の米騒動ライブが大盛況で満員だったため、見学に来たオンエアバトルのディレクターを間違えて返したというエピソード。こんなに分かりやすくテレビにNOを突きつけた男たちを私は他に知らない。そんな芸人6組のオンエアバトルにおける合計オンエア率は38分の7らしい。なんだその自給率の低さは。