池袋演芸場2月下席・昼の部(池袋演芸場)

某師匠の取材で寄席へ。容姿もテンションも塗炭を連想させる柳家喜多八による「小言念仏」が、まるでこの人のために書き下ろされたのかと錯覚してしまうほどの相性。私には才能あふれる音楽の語り部たちが好んで使う「フォーキー」「アーシー」の表現はいまだに意味がてんで分からないが、「ダル」ってこういうことなんだろうなと思った。柳家小三治の弟子だし、今からでも柳家グランジを名乗るのはどうだろう。