カルパチーノLIVE #1「孤独」(スーパービッグシアター東新宿Wow!)

baseよしもと期待の星だったのにその座を離れ、どういう事情か東京で精力的に活動しているカルパチーノの単独へ。着想が鋭い漫才・コントはどれも5分足らずで、さらに全編も1時間で終了するという、若手の初単独にしては「やりたいこと全部詰め込みました」感がない不思議なライブ。二人の妙なふてぶてしさは揺るぐことなく、8時過ぎに終わった瞬間、「最終の新幹線に間に合わせたんじゃないか?」と思わず勘ぐってしまった。何にせよ私がカルパチーノに抱いた印象は「全てにおいて見切りが早い」だ。
なお大阪からはタナカ・ヨウイチ(表記不明)というピン芸人が手伝いにかけつけ、舞台の最後には関西を震撼させた魅惑のネタを大放出する嬉しいおまけも。二代目・テントを襲名できそうななかなかの逸材だったが、ライバルになりそうな関西のスベリ系ピン芸人もおよそ3万人は存在しそうなので、ぜひ狭き門をくぐって頑張ってほしい。関西のピン芸人が全員テントを目指してるかはともかくとして。