ダイナマイト関西2008 ルミネtheよしもと予選(5)ノンジャンル予選(ルミネtheよしもと)

芸人以外の職業を集めた大喜利戦士12人によるトーナメントの決勝は、「ザ・ギャグ」とでも言うべき構造のはっきりした力ある回答をバシバシ投じるせきしろvs輪郭がはっきしなくて面妖だけど豪快に笑える回答を量産するレオちゃんという全く違うタイプによる一騎打ち。ポイントが1対1になってからはスタミナを尽くしての長い長いラリーが続き、足元を見ると雪駄着用でとても横の動きに対応できそうもないレオちゃんが、最後に鋭角なクロスをぶちこんで優勝をかっさらった。一般予備予選から素人の中で面白いこと言いそうなオーラをギンギンに発していたレオちゃんは、事務所の先輩に新沼謙司を持つ芸歴13年・31歳の芸人らしい。はっきり言ってしまえば無名の範疇に入るわけで、そんな彼が実力で優勝して名を上げるとはまさにオオギリンドリーム。こんなに夢のあるエンディングもない。
最近緊張感あふれるイベントの見方が崩れているのか、会場する際に「雰囲気を壊す私語や行動は他のお客様の迷惑になるのでお控えください」など、最低限のマナーを促す紙を渡された。すると前列で観賞している私の前で、男性が雰囲気を壊す私語&言動で周囲を凍りつかせているではないか。注意しようと思ってよく見たら実況解説席でコメントしている岡田斗司夫だった。ギャフン!(赤塚先生合掌)
おまけ:「『笑っていいとも』の客が「そうですね!」と応答しなかったタモリの呼びかけは?」という問題があって、偶然にもギャグマンガ家のおおひなたごうが「先日、身内が亡くなりまして……」と答えていた。もう一回赤塚先生合掌。