ダイナマイト関西2008 ルミネtheよしもと予選(6)(ルミネtheよしもと)

予選大会優勝者の顔ぶれを見て、「ほとんどが漫才じゃなくて”コントの国の住民”だなー」と思っていたら、決勝戦はキングオブコメディのコンビ対決に。両者とも全試合で太い笑いをおこし続けた挙句、今野以上の安定感を見せた高橋が優勝し、見事に痴漢容疑の冤罪を晴らした。
またこの日の興行は様式ではなく志の部分におけるキワモノ系芸人がなぜか集結。薄っぺらい性格から繰り出す着地点の曖昧な回答がいちいち面白いグランジ・佐藤、普段のライブ同様にスキあらば脱ぐ姿勢を見せた増谷キートン、敗因を客とシステムにあてこすりつけようとするトータルテンボス・藤田など、回答以外でもコクのある行動が光った。中でもエンディングでマイクを向けられたレイザーラモンHGのコメント「会場のみなさん、次はハードゲイ大喜利で待ってるぜ!」のスーパーノープランぶりに私は涙を流して悶絶。ハードゲイ大喜利は会場、ルール、出場者など、全詳細が未定らしい。参加したらポイント以上に大事なものを失いそうだ。