カリカネタライブ「コントがえり」(ルミネtheよしもと)

夜10時からの1時間ライブは、カリカがコントをたっぷりやるかと思ったらゲストも参加。19歳とは思えない落ち着きぶりで右腕カスタマイズ漫談を淡々とこなした遠藤逸人や、スーパー平成ドデカバンドが舞台に立つ光景は、普段ロフトプラスワンで開催している「キワモノ演芸」出張版のようだった。
その平成ドデカバンドは5分もネタを続けていると狂気が伝わってきてじわじわ面白くなってくるのだが、地下から地上7階に上がって酸素が薄かったのか、センターを担うノンスモーキン・中尾の炎のドラミングが精彩を欠いていた。またこの日のボーカルはナース姿の椿鬼奴で、「わたしのマンマミーアにお注射して〜」とホスピタルジョークを絶叫。私が知るだけでも吉本社員の白仁田さん、キュートンの作家・竹屋がボーカルを歴任している平成ドデカバンド、女性ボーカルが何人も交代する点においてのみ、サディスティック・ミカ・バンドと肩を並べている。