とっておき寄席(牛込箪笥区民ホール)

三遊亭白鳥柳家喬太郎五街道雲助と人気の噺家が居並ぶ落語会。ロケット団の漫才は三浦が走者一掃のボケを放った後に、ツッコミの倉本が二塁打クラスの余計な一言をスキあらば追加していて、明らかに前よりも面白くなっていた。『レッドカーペット』で土下座芸によって爆笑をかっさらったことが芸人の胆力を培養させたのだろうか。それより図太かったのが白鳥で、『明日に向かって開け!』のサゲで「円楽師匠! 円生の芸は僕が引き継ぎます!」と叫ぶと、座布団を使ってコロコロ転がりながら高座から消えていった。あのまま会場の外に出ると神楽坂を転がって飯田橋へ。そして東西線一本で東陽町の寄席・若竹へと向かったかもしれない。