トリ・トリ・トリ（よしもとプリンスシアター）

バッファロー吾郎主催のイベントに、いよいよオリエンタルラジオが登場。さまざまな罰ゲーム的企画をかわしながら挑む内容で、会場に「あっちゃんのギャグが見たい！」「あっちゃんの歌が聴きたい！」という期待が渦巻く中、オリエンタルラジオ・中田は浜田ブリトニーのモノマネを披露し、「BE MY BABY」をすさまじい運動量で歌いきり、かき氷シロップで戻した干し椎茸を口に含んではのた打ち回るなど、客の想像力を軽々とクリアして大活躍。一方、藤森はオープニングではしゃいだ後は特に目立った言動もなく、オリエンタルラジオに立ちはだかる壁を正面突破しようとする中田に対し、”ノリ”だけで回避しようとする心意気がビリビリ伝わってきた。それでも何か結果を残そうとエンディングで一輪車のパントマイムに挑戦するが撃沈。それして幕が閉まる瞬間、中田にそっと耳打ちされた藤森は見えない一輪車に再びまたがっていた。もう必死なんだかチャラいんだか上がっていくんだか落ちていくんだかさっぱり分からないが、近々ビッグポルノとからむし、今後も藤森は私の視野にズイズイ飛び込んできそうだ。
ところで「やりたくないギャグをやる」コーナーでは、中田に続いて、麒麟・川島、バッファロー吾郎・竹若の豪華布陣がサバンナ・八木のギャグを３人連続でトリビュート。「八木のギャグは八木以外の芸人がやった方が面白くなる」という事実を突きつけられ、客席が騒然とする。直結の後輩であるファミリーレストラン・下林がカバーに成功した時、八木はプレイヤーでなくてクリエイターであることが証明されるだろう。それをわれわれはどう受け止めりゃいいんだ。