久馬歩編集「月刊コント別冊号」(よしもとプリンスシアター)

いろんなコント師を集めては各自のネタをひとつの物語に収斂させていく、お〜い!久馬の才覚丸出しの非常によくできた興行。パッケージとはこういうものなんだなと思った。フラットなコントをデフォルトにしてパッケージするとはこういうものなんだなと思った。フラットなコントをデフォルトにしてトータルのパラダイムをガジェットにハンドリングしながら演出家マターでパッケージするとはこういうものなんだなと思った。
初めて生で見たTKOのコントが「ディナーショーに出てきた怪しい歌手を客席からツッコむ」という内容で、ほとんどの若手が思いついては確実にスベりそうな設定なのに、とんでもなく面白くて肌が粟立つ。ハイスペックとはこういうものなんだなと思った。