EAST MEETS WEST Vol.1 〜若手芸人東西交流戦〜(よしもとプリンスシアター)

東京吉本の若手と大阪吉本の若手が4組ずつ相まみえるライブ。最近どのコントを見ても面白い天竺鼠のダンス教師コントが限りなく内容ゼロで、やはり面白かった。
トークコーナーで目撃した最高の一幕は、今やそのゲスさを関東の一部にも轟かせるウーマンラッシュアワー・村本について、MCのス−パーマラドーナー・武智(東京でスーパーマラドーナーがMCというのがまたすごい)が「こいつゲスいんですよ。関西のテレビで・・・」が説明しようとしたところ、平成ノブシコブシ・吉村が「あなたこそゲスいでしょ。さっき楽屋で「今日は東京のお姉ちゃんを捕まえて泊まる」って言ってたじゃないか!」と迎撃。さらに話題がブログについて流れると、「俺なんて自分のブログにめちゃくちゃ悪口書いてたヤツと直接会って抱きましたからね!」と誰からも求められていないカミングアウトをかますのだった。”柔のゲスさ”村本と”剛のゲスさ”武智を自らの無法ぶりで一気に押さえ込み、やってることといえば「敵将を抱く」。こんなカッコいい男がいるのか! と私の股間はジュンと音を立てたのだが、会場の9割9部を占めていた女性客は全く共感できなかったようで、その後、吉村のトークと漫才に対して快活な笑い声が響くことはなかった。そりゃそうだ。
でもせめてスーパーマラドーナーが舞台に現れた瞬間、「バイオレンスとセックスでのし上がる」がモットーの武智に向かって「キャー! 武智さ〜ん!」と声をあげていた10代らしき女子だけは一歩も引かなかったことを祈ってる。そんなに挽き肉にされたいのか。挽き肉にされたい年頃なのか。