ジューシーズ単独「ほくろ先祖のバブル145」(北沢タウンホール)

コントがぎっしり詰め込まれたジューシーズの単独。従業員の提案をすべからく受け入れる「ファミリーレストラン」、ひたすら名前を間違い続ける「転校生」、要は面白い動きがしたいだけの「研究室」など、定石通りにはいかないコントも多いのに、ジューシーズの手にかかると「どうですか? 俺たち3人でとんがったコントやってますよ」感がなく、3人がただふざけてるようにしか見えないのだった。
中でもセリフのニュアンス、動きが逐一面白かったのがツッコミの児玉。今まで長打も打てる意外性の6番バッターかと思っていたけれど、ジューシーズの真の4番は児玉なのかもしれない。ほとんどのコントでツッコミしてなかったのも、スタイルの模索とか信念とか作戦の類ではなく、ただふざけているだけなのだろう。