結成20周年特別興行「漫才病 矢野・兵動祭〜矢野さん おおいに歌う!」ルミネtheよしもと)

まさか東京で見れるとは思わなかった矢野・兵動の単独は、結成から20年の紆余曲折をVTRで振り返りながら圧巻の漫才を披露する、なにわ版「アンヴィル!」であり、センターマイクロフォン型「Once Again」。しかし漫才病とはよく言ったもので、今日も兵動が音圧の深い喋りで「漫才」を支えれば、その隣で矢野がよく喋る「病」を併発。私は大木こだま・ひびき矢野・兵動の漫才だけは、ボケに左右されないツッコミの運動観察に9割の時間を費やしてしまうのだが、いつものように矢野は絶好調で、「それセクシャルハラスメントや! セクシャルなハラスメントな。セクハラや」とモーションが見えないツッコミ不規則活用をかましていた。
そして1本目の漫才で舞台の去り際、照れ笑いしながら舞台を一瞥する矢野の表情がカッコよすぎた。矢野の一挙手一投足から目が放せないという奇病。