ロケット団定例集会 其の四十七(新宿末広亭)

大阪からゲストに呼ばれた夫婦音曲漫才のおしどりが、刑務所の慰問でエロネタを30分提供するサービス精神&度胸でウケまくり、おしどりってこんなに芸歴が若くて、こんなに面白かったの? と目が覚めるような舞台。
さらにおしどりから針金細工をもらった最前列の女性がすかさずポチ袋でおひねりを渡したり、いかにも劇場偏差値の高そうな子供がいじられるとロケット団のギャグをかぶせて返したり、「人工」としか表現できない色彩に分類される黄緑のスーツを着た若手浅草芸人・中津川弦がおしどり出番前の高座に立ち、「なぞかけ」の次はこれだ、と時代の潮目を読んだ「都都逸漫談」を披露して秒単位で姿を消したりなど、そんな寄席的幸福に包まれたこともあって、おしどりのネタ後なかなか鳴りやまない拍手の中、私はうっかり感動してしまった。
いいき・・・
いいき・・・
いい気分になれたから、俺の横にいた、爆笑の後に拳を高く掲げて「面白かった」を芸人に誇示する男性も許せちゃうーーーッ!(レイザーラモンライブを見た後なので、シルバーウルフ風の絶叫が面白いと判断してしまいがち)