ジャルってんじゃねぇよ(ルミネtheよしもと)

久しぶりにジャルジャル単独のチケットが手に入ったので、日比谷野音のコレクターズ25周年ライブを抜け出して新宿へ。コレクターズの野音は5年に1度見れるが、ジャルジャルは次いつ見れるか分からないんだからしょうがないじゃないか。と思ったら、劇場は満員ながらも立ち見であふれることもない、至極おとなしい入り。謎だ。
しかしジャルジャルモテキが終わっても、ネタは何ひとつ衰えることなくギンギンで、特に去年「キングオブコント」でかけていた大傑作コント「おばはん」のネガポジ逆転の姉妹編「カツアゲおばはん」が壮絶だった。ひたすら暴力的で理不尽なこの世界をどうして面白いと思えたのだろう? そしてなんでこんなに面白いんだろう? どんな芸人も輪廻3回ぐらい経験しないとこの領域には到達できまい。相変わらずジャルジャルは見たこともない文法の言語を私に教えてくれた。
帰りしな劇場でモッズっぽい格好をしている人を発見したので、「君もコレターズ流れのP? リーダーのユニオンジャックのジャケットって、本当は体がスケルトンで静脈と動脈が浮かんでるんでしょ? Do The Download!」とポッドキャスト『池袋交差点24時』用語をふんだんに駆使して近づいたところ、よく見たら倉本美津留氏だった。ギャフン! ギャ糞!(倉本が提唱するポジ転の誤った使い方)