適当なタイトルでギターを弾いてみました(ライトハンドで)

奥田民生『ひとり股旅スペシャル@広島市民球場』のDVDを購入する。日刊スポーツを模したジャケットには”民生・完封!”とあるが、対戦チームである広島の代打・内田の勝負強さ、阿南監督の地味さ、津田の奥さんの美しさもなかなかのものだ。
広島生まれ&カープファンの奥田が広島市民球場でコンサートをするという必然性もいい空気作りに一役も二役も買っていて、横浜が優勝した時だけ耳を立てて騒いでいた佐藤藍子横浜スタジアムでテナーサックス吹き語りライブを敢行したら、これだけの人が集まっただろうか?
これを見て「ギター弾きたい!」と思わない男子中学生がいたら嘘だろう。
さてセクシーきわまりないことにギターをつまびける私は、手にしたきっかけをずっと「親父がCHAR」と言い張ってきた。しかし本当はフジテレビ深夜に放送されていた『冗談画報』の企画”河田町フォークジャンボリー”に影響を受けたため。それも所ジョージなぎら健壱ならまだしも、竹中直人ラサール石井ブラザー・コーンら、普段お笑いをやってる者がギターを弾く意外性に心を奪われたのだから、骨の髄までジャジーでアーシー。
そして先日、単独ライブで「金玉の皺を丁寧に伸ばすと畳一枚分/女性器のビラビラを丁寧に伸ばすとカンピョウ一本分」と弾き語っていた増谷キートンの姿には何ひとつ心を動かされることはなかった。31歳はすっかり大人だ。