日本語名詞の後に「イズム」がついてる時点で、それはもうおしゃれじゃない

藤井フミアートウォッチングは言うまでもなく私のライフワーク。今日も御大の恩恵に預かるべく、録画した『おしゃれイズム』をチェックする。「物欲はだんだんなくなってきたよ。今興味あるのは鯵の干物」「ケンカしてる時に食事すると味覚が分からなくなるね」「(図画工作の提出物まがいの自作アイディアカレンダーを説明しながら)これで特許申請することを検討してるんだ」など、昨晩仕掛けた蛸壺にご機嫌なコメントがぎっしり満載! フミアート家元の両頬がふっくらとした肉づきだったのは、墨でも口に含んでいたのだろうか。
そして大親友と称するヒロミが登場。そこで露になった普段のフミアート元帥像とは……
ヒロミ「飲んでる時も何気ないこと言うだけで、なんかカッコいいんだよね。こないだも秋元康とかオレとかでさ、男4人で旅行行こうって話になったの。そしたらコイツが「ジャングルに行って虫の声聞こうかな。蚊に刺されながら」って言った途端、周りにいた女の子が「カッコいい〜」って」
話に割り込んだフミアート主席「いや、だって昔、オレ、虫の声録りに行ったもん。バリ島とかに」
上田&ヒロミ「カッコいい〜」
私はその「カッコいい」コメント全てが、「面白い」発言を吹き替えたのではという疑念が拭えないでいます。それにしても対ゲスト、対客、対だんまりを決め込むMC・藤木&森の三方向を相手に場を回す上田晋也の仕事ぶりは”勇姿”そのものだ。ご褒美として「雨に歌えば」からヒントを得たという、「sing」の文字が末期の皮膚病のようにプリントされたフミアートグッズの傘をあげたい。