M-1にノミネートされてないことでもっとも怒っているのは西川きよし師匠

職業特権を活かしてM-1決勝者の記者会見に潜入する予定だったものの、仕事が入って断念する。のちに面子を知って悔しさで昼から夜尿が止まらない。だって今年もファイナリスト予想が8年連続、前世を入れると200年連続で10割当てたのだから。
先日の私の予想を振り返れば、「ブラックマヨネーズチュートリアルが2軸。それにアジアン、天竺鼠カリカで他の4組は分からん」。まず8組発表を9組と思い込んでいた懐の深さには我ながらうっとりするし、天竺鼠タイムマシーン3号の単純な変換ミスだ。「カリカで他の4組は分からん」は、もちろん麒麟笑い飯南海キャンディーズ品川庄司のメタファーです。
それにしても今回は大関以上で競う大相撲トーナメントの様相に。今まで誰も挑戦したことがない前人未到の野球例えをするなら、昨年までは150キロ以上のストレートやものすごい変化球を一種類投げられるルーキーがオールスターに選出されていた。しかし今年は何年もかけてフォームをいじくり、投球術を身につけた高卒7年以上の投手が監督推薦で選ばれたということ。チュートリアルは広島の嶋である。ブラックマヨネーズは西武の和田である。品川庄司は昔ロッテにいた庄司である。投手のフレーズで押してきたのに全員打者である。そして審査員の渡辺正行はいつのまにかコーチになってさりげなく古巣に戻っていた横浜の波留。今年、誰が優勝するかは分からない。ただこのそこそこ上手い例えがほぼ伝わっていないことは断言できる。