ダイノジpresents「CLUB KIKKAWA〜吉川晃司伝説ナイト〜」（ロフトプラスワン）

ひたすら吉川晃司の曲を流して朝まで踊るという、ご機嫌すぎる日本三大奇祭へ。序盤、舞台に登場したＲＧは吉川の楽曲と得意のダンスを融合させ会場を沸かせたかと思いきや、中盤以降は和服を着込んだ市川ＡＢ蔵の格好でフロアに乱入。エアギターに励むダイノジ・大地の後でエアベースを披露する若手の達者さに気づいて「みんな！　こいつデキるぞ！」と指をさしてはしゃいだところ、周囲から軽く無視されていた。スキあらば何かとパンクロックや洋楽好きであることをアピールするＲＧ。ダイノジ、２丁拳銃、マキタスポーツなど、音楽と接近するあまり、たまに笑いとの線を失う芸人は少なくないが、この人だけは音楽にすり寄ればすり寄るほど面白くなるのが不思議だ。