水島新司先生がビヨンセを「ドリームガール」と命名

1月3日の日刊スポーツで、独立リーグ入りが決まったナックルボーラー・吉田えりちゃんと、永世ボッツ名人・水島新司先生が対談していて、紙面でも先生がMVP級の活躍を見せている。まず先生は第一声から「いやあ、やっと会えたねえ。本物の水原勇気だよ〜」と助走なしで大跳躍。そして当然のように決め球のナックルボールを「ドリームナックル」と勝手に命名した後は、えりちゃんを水島マンガ独立リーグへとずいずい引きずり込んでいくのであった。
水島「漫画にしますよ、えりちゃんを! いい?」
吉田「はい!」「だったら水島勇気選手と一緒に出たいです」
水島「あ、それだよ! 共演だよ! おれもドジだなあ。今、ドカベンとあぶさん連載やってるから、そっちに出すことしか考えてなかった」「(漫画原案は)出来上がったよ。えりちゃんとお父さんがキャッチボールしてて」「そこに偶然、水原勇気が通り掛かる」「で水原がえりちゃんの球を「受けてあげようか」って構える。えりちゃんが「あれ、おばさん、左?」って返して・・・。これはいいな。できた、できた!」
限界なく構想を広げる今年70歳の男に、16歳のえりちゃんは「どんなふうに描いてもらってもいいです」と冷静に対応。挙句、楽天の田中ファンだと語るえりちゃんに対し、先生は「いつかマー君の奥さんになるかもしれない」と回覧板のシャチハタ並みに軽い太鼓判まで押すのであった。
これを読んでいて思い出したことがある。年末のニュース番組で、吉田えりについて水島先生がコメントを求められる一幕があったのだ。ドリームナックルを命名したり女の子らしいしぐさを絶賛する中、先生は忘れがたい台詞をもうひとつ残した。
「水原勇気を描いた時は女性プロ野球選手が誕生するなんて思わなかった。でも長年マンガを描いてると、現実がマンガを追ってくることがあってねえ・・・。ドカベンを発表したら、香川くんみたいに太って打てるキャッチャーが出てきたし。あと岩鬼。葉っぱ咥えたらそっくりな高校生がいたでしょう?」
誰?