勝間和代先生に書いていただきたい『私小説で年収10倍UP術』

西村賢太の新しい私小説集『瘡瘢旅行』が出ているのに今頃気づいてあわてて読んだ。一番最初に出した『どうで死ぬ身の一踊り』から5冊目を数えるが、どの話も人間の屑の主人公が女に食わせてもらって、暴力ふるって、反省したり反省したフリしてソープ行ったりして、また暴力ふるってと中身おんなじ。そして西村賢太以上に笑える小説を私は何年も読んだことがない。車谷長吉チャールズ・ブコウスキー私小説もあまりの底辺ぶりに読んでる途中、「これ笑っていいのかな?」と思って結局は自重したけど、西村賢太は笑える。笑っていい。笑うしかない。極限を超えると全ての光景が面白くなるという意味で、全てのRGファンにお薦めしたい次第です。