風俗店「メルヘン倶楽部」にはラバー製の天使の輪が置いてある

2012年11月9日。吉本の若手芸人メルヘン倶楽部が解散を発表した。あれから私の胸はざわざわしている。コンビで女装して妖精を名乗るあざとい芸風は、今日にでも明日にでも解散しそうに見えて、見た目より何十倍もしぶとかった。そんな耐久性の高い物件が崩壊するのは、いよいよやって来たお笑いブームの終焉に巻き込まれたから、と思えたからだ。よってこれから若手の解散が続く気がしていたら、どうにもその予感は間違いではないらしい。
ところで半年前に熱い感情で綴ったメルヘン倶楽部の文章が、ワードの中で発酵していたので今頃アップしてみます。俺まあまあ忙しいんだけど、「今頃になってメルヘン倶楽部への興味は尽きない」なんて書いて、一体何やってるんだろう。