弾き語りライブ『十二月』・大正琴弾き語りライブ『正月』

大変いいライブだった斉藤和義の『十二月』。奥田民生の弾き語りが水墨画の味わいなら、斉藤和義の奏でるギターは4色鉛筆のカラフルさと改めて思うのだった。
そのライブDVDが発売したので迷わず購入すると、たいへん猪口才な映像にストレスが溜まりまくる。愚DVD、もはやGVDである。いやこんな内容ならGでいいGで。
というのも弾き語りはギターを弾く姿がキモなのにかかわらず、何台ものカメラを使ったことを強調でもしたいのか、要領を得ずに顔に寄りまくったり、無闇に引いた遠景のショットが多いこと多いこと。女優の踵ばかり映しているAVのようだ。何を目指しているのか理解に苦しむが、撮影側のくだらない思惑が不用意に錯綜しすぎ。当分victorの商品は買わねえ。
大体、大槻ケンヂの骨格に似た斉藤和義フェイスを画面いっぱいに映して誰がぶっかけるというのか。それよりこれを制作したスタッフどもの墓にクソぶっかけてやる! この脳たりん! たわけ! おたんちん!  ごうつくばり! かぶき野郎! へっぽこ人間! うつけ大臣! フニャチン合衆国! 量産型へちゃむくれ! どさんぴんの名の下に! うんこ! うんこうんこうんこー!
でも布袋寅泰の顔しか映っていないライブビデオなら買うかも。あの顔は造作・表情・容積、全てが芸の範疇だから。