第18回無限落語会(お江戸日本橋亭)

komecheese2008-12-07

原則、新作をネタおろしする会だったはずなのに、川柳川柳が寄席で8万回はかけているであろう一子非相伝のネタ「ガーコン」を披露し、新作落語界の足立区代表・三遊亭円丈まで、なぜか古典落語「はてなの茶碗」に挑む、ある意味無限を感じさせる興行に。
疲れからところどころで破綻していく噺を自らいじる円丈の落語も面白かったが、最高だったのは川柳が懐から取り出した自作テープの紹介。「えーこれは私の破礼噺を集めたものでね。破礼って噺家用語だから分からないか。艶笑噺・・・要はオマンチョですよ。120分テープにいろんな内容が入ってます。『楽屋助平列伝』でしょ、『間男アラカルト』でしょ、あと『東宝お××コ事件』ね」。『間男アラカルト』のいなせな響きに爆笑していたら、隣に座っていたカップルは絶句していた。落語ビギナーの雰囲気を漂わせていた二人、川柳川柳フィーチャーだったこの日に何を見に来たのだろう? 川柳川柳を「まえだまえだ」や「ジャングル×ジャングル」の同類と解釈したのだろうか。会の後は気分を害してDOCTOR DOCTORに直行したかもしれない。