MAE AGE LIVE(∞ホール)

大蛇が村にやってきたの漫才を初めて見た。大蛇が村にやってきたとは、ボケの安井がパンツ芸とバイトに精を出すかたわら、3人の子供を扶養するツッコミの富山は貿易コンサルティングを本職とし、「去年はリーマン・ショックの影響で、年収が2500万円から1800万円に下がりましたねえ」と嫌味なく語る格差を超えた階級差コンビである。この日、私の後方には女性客の集団がいて、大蛇が村にやってきたのネタにコロコロと笑うものだから、「これは富山が金にモノを言わせてかき集めた女性社員ではないかな?」と邪推していたところ、MCとのトークで派遣村フェイスをした安井が、「得票が欲しくてバイト仲間、それに元カノも呼んでます!」と衝撃の発表。まさかのトップダウンではなくボトムアップ型組織票だ。30代後半のなりふり構わない必死さに胸を打たれた。
ちなみに大蛇が村にやってきたとほぼ同年代で、ブログを見るかぎりパチンコとパチンコの間に仕事をこなしているとしか思えない椿鬼奴は、「最近のパチンコではCRガロがアツい」と告知。その光景をやはり同年代の私が平日の午後4時に渋谷で眺めている。人生いろいろだ。いろいろすぎる。