久馬歩編集 月刊コント8月号(よしもとプリンスシアター)

いつ何時もプラン9・久馬による構成の妙が光り、「うまい」が「面白い」を凌駕しかねているコントライブ。カレーという若手が面接に次々制限を設ける、よくできたネタをやっていた。漫才と違ってコントは若い生命がぼっこり誕生して、芸人生態系の中で健全な多様性を保っている。
エンディングで主宰の久馬が「今まで大阪の京橋花月でやってたこの月刊コントなんですけど、来月からこの劇場に移りますんで」と結構驚くことを、「今度、事務所が1個上のフロアに移動しますから」のテンションでさらりと告知していた。今、大阪では旱魃でも起きてるのか。それを「ふーん」と静かに受け入れる観客。