ジャリズム☆ナイト

地元の笹塚でジャリズムが見れるということで迷わず劇場へ。内容はジャリズムらしい淡々としたフリートークや、渡辺の狂気が垣間見れるモノマネなど。

その舞台の様相が一変したのは、まさかのゲスト・FUJIWARAが登場した瞬間からだった。笹塚の小さな劇場でこの2組が見れるなんて……と感慨を与える隙を全く与えないほど、FUJIWARAの二人が攻めダルマになってしゃべり倒すしゃべり倒す。舞台に並んだFUJIWARAジャリズムの関係は、アメフトでいうなら完全にオフェンスとディフェンス。ラグビーでいうならゴールライン3m前で延々とスクラムで押しまくってる状況だった。トーク泥棒というより、トークで小さな村なら破壊するぐらいの勢いだ。

やがてFUJIWARAトークの絨毯爆撃をさらして去った後、客席は笑い疲れて完全な焼け野原に。そこでジャリズムトークを始めると、持ち味の前に出すぎないトークが思わずすべってるように見えてしまうのである。恐るべしFUJIWARA。エンディングで用意されていた山下36歳の誕生日を祝うミニ企画も、再び現れた原西による人類の叡智を超えたギャグ「ロイロロイロイ」(説明不可能)3連発で文字通り吹き飛ばされてしまった。恐るべしFUJIWARA。それにしても肉眼で動きを追えないギャグを見たのは初めてだ。それに比べると、気合が入った渡辺は冒頭のトークで体内の水分が10%は減りそうなほどツバを飛ばしていたが、その液状の残像ははっきり捉えられるものだった。次回はツバが見えないくらい、もっと攻めちゃえジャリズム