東京大喜利倶楽部(シアターモリエール)

問いがある、答えを出す、客が笑う。だけのシンプル至極な大喜利イベント。増谷キートンと椿鬼奴の回答が面白かったのはさして意外ではないとしても、フリップに増谷が「奴隷」、椿が「怒涛」を漢字で書いていた教養に衝撃を覚えた。
この日いろんな意味で爆笑を誘っていたのは、社会人バレーボール出身芸人のおにぎり。お題の趣旨をどこまで理解してるか分からない回答、他芸人の回答に断末魔のような表情で爆笑、胸をはった体のフォルムがモビルスーツ然などなど、気になる箇所多すぎて途中から目が離せなくなる。同じナチュラルな面白さでも、野性爆弾・ロッシーの大喜利が”自由”を感じさせるなら、おにぎりの中心にあるのは”原始”。考え抜いて1周回った時新たな発見が生まれる大喜利の世界で、おにぎりは周回遅れで面白いのだった。特に椿鬼奴の回答に尋常じゃないほど爆笑しながら、椿鬼奴vsバッドボーイズ・清人の対戦で勝者の判定を求められると、ほとんど迷わず軍配を清人に。私に原始のルールは分からん。