Bコース単独ライブ2011「テレビに全然出れないからやけになってテレビ的じゃないコントばっかり考えましたスペシャル!」(シアターモリエール)

ハブの変態性、タケトのガヤ能力、そしてナベのポンコツぶりにいよいよ磨きがかかるBコースの単独へ。普段狂ったピン芸ばかりやっているハブはトリオだと控えめにしているかと思ったら基本おんなじ。旧暦ハロウィンのコントで演じたモンスターでは、1つのボケを最低5回は堂々と繰り返していた。そうやってハブが撒き散らしたものをタケトとナベが回収するでもなく、舞台に3人上がることで数の力をもってムリヤリ中和させているだけ。要は絶好調ということである。
そして驚いたのは、どんな若手の単独でもにじみでてしまうエンディングの燃焼感がBコースにはいっさいないこと。そこはさすがキャリア15年、半年に1回機械的に単独をこなしているトリオだ。「今日はどうもありがとうございました!」と言いながら、3人とも工場勤務者が定時にあがったような顔をしていた。