漫才ダイノジ(浅草木馬亭)

記憶が確かならば、象さんのポットが立ち上げた事務所・ブッダストーンのライブ以来、15年ぶりに浅草木馬亭へ。ぬるい缶ビールを傾けながら矢野・兵動の漫才に見とれる。
その漫才は大統領と総理大臣の二権力が存在する国のようで、兵頭の完成された漫談だけで十分成立してるのに、横に佇む矢野の的確なようでよく見るとほとんどが余剰というツッコミがたまらない。こんなにツッコミから目が離せなくなるのは、大木こだま・ひびき以来だ。
ところでダイノジ7日間連続ライブの初日に挨拶した際、ひたすら裏舞台で写真を撮りまくっていた男性が森田まさのり先生だったとの説が(事実のウラ取り一切なし)! そうだと分かってたら「僕『べしゃり暮らし』読んでます!」と声をかけたのに! もちろん「こないだの4巻からちょっとはマシな内容になったよな。ところでどうして主人公の上妻って関東人なのに関西弁喋ってんの?」というウザい感想は伏せて! あのマンガ、取材した風景がそのまんま出てくるので、いつか私も登場するかもしれない。芸人の足元に這いつくばって靴裏にはさまったゴミを歯でほじってるセレブが私です。