ポテト少年団単独ライブ「おげんこ!プロジェクトZ 〜春のうららのポテト少年団〜」

吉本の若手単独ということで新宿シアターモリエールへ向かうと、全然関係ないライブが催されている。「あ、今日の会場はシアターブラッツか!」と新宿厚生年金会館の斜向いにあるライブハウスまで行ったら、そこに貼ってあるポスターを見て、初めて今日私が目指す公演は下北沢で開催されていることに気づいた(地方在住者に分かりやすく説明すると、なかの芸能小劇場を覗いた後、中野twlまで向い、そこで会場が学芸大学駅近くの千本桜ホールと知ったような衝撃)。
結局、北沢タウンホールにたどりついたのは公演開始から30分後で、舞台ではちょうどオープニング映像が流れていた。つまりそれは吉本若手単独のトリを締めるガリトッチュウの夏単独とポテト少年団の春単独には絶対必須の、出演陣も豪華で手間がかかっていることが伝わってくるけれど、一体誰が得をするのか分からない無意味に力の入ったオープニングのロングラン茶番に間に合わなかったということだ。あれを見逃した時点で、もう私がこの単独を語る資格なんてない。
ただ二つのことだけ言わせてほしい。中谷のポンコツぶりと内藤のボンクラぶりにはいよいよ磨きがかかり、ツッコミの菊地が二人の扶養者にしか見えなかったこと。そして客席と関係者席を見渡して、こんなにも芸人とアイドル(菊地によるアイドル評論活動の賜物)とそのアイドルを目当てに来たアイドルファンが混じってるライブは滅多にないということ。そしてそれとは関係なく、カラテカ・入江が大勢の女の子をサポートしていたのもいい光景である。