2005-01-01から1年間の記事一覧

5じ6じ(ルミネtheよしもと)

目を瞠るネタはないものの、ヤカンを使ってノリツッコミするコーナーが秀逸。個人戦はダメでも団体戦でちゃんと帳尻を合わせる日本男子体操のようなチームワークだ。 それとこないだまで小気味いいコントをしていたジャンピングニーが、早くもボケのキャラが…

あなたの知らないお笑い芸人ファイル100(公安警察作成)

今日発売の『ぴあ』(関東版)で特集「あなたの知らないお笑い芸人100」のセレクト・執筆を担当しています。 最初この話を編集からもらった時、「いいですねえ。すぐ芸人が思いつきますよ! 元気いいぞうでしょ、立川キウイでしょ、愛奴人形姫子でしょ」と指…

競馬好きの蛍原が右手に包帯を巻いてるのは蹄の移植手術が失敗したため

はたして現人神は見つかった。やっぱり日本は八百万の神の国だ! ハラショー。

蛍原が右手に包帯を巻いてるのはパーマ液で荒れたのを隠すため

昨日の中川家×次長課長の『アメトーク!』を録画していた現人神はこの世にいないのでしょうか? 絶縁していた友人でも調停中の妻でもスーパーを建設して小さな金物屋を営んでいた僕の父を死に追いやった大企業の社長でも父本人でも土下座するから貸して!

メガトンパンチ(ミニホール新宿Fu-)

先月の事務所ライブ行脚から漏れたという理由で、マセキ芸能社ライブへ。パッション屋良やらいとうあさこやら若手なんだかキャリアあるんだか有耶無耶なピン芸人勢は、最近増えているテレビ露出度と足並みを揃えるかのように舞台も好調。とはいえそれより目…

1986年のマリリン・マンソン

本田美奈子が亡くなった。 私はその全盛期を見ていた。「1986年のマリリン」を皮切りに「SOSTTE」「あなたと、熱帯」を歌い上げながら折れそうな痩身をさらに細くやつし、モーターを装備したかのように腰をキュインキュイン振る様は、何か”踊らされてる”感が…

5じ6じ(ルミネtheよしもと)

平成ノブシコブシがネタ中にほぼガチであろうシバキ合いを始め、その空気が影響したのか、次に出てきたコンマニセンチは堀内がツッコミのセリフを2回も間違えて、竹永がネタの放棄しかける事態に。散歩中に軽い小火騒ぎを目撃したようで、ちょっと得した気分…

サンミュージックGETライブ(しもきた空間リバティ)

エルシャラカーニは漫才&MCの面白さもさることながら、ボケの山本改めアロエしろうが4ケタ万円の借金を背負って自己破産を検討中という話を聞いて俄然目が離せなくなる。前月見た漫才が精彩を欠いていたのは、金策に追われていて舞台どころの騒ぎではな…

鞭をしならせて布団を叩くインリン様

ハッスル観戦のため横浜アリーナへ。「恋愛」「個人」などの言葉は明治時代に生まれ、以降、概念が定着していったわけである。それ同様、昨日を境に「アメリカンプロレス」という日本語が死に、代わって共有概念「ハッスル」が誕生してしまった気がする。完…

ホリプロお笑いフレッシュライブvol.8(笹塚ファクトリー)

ななめ45°の家庭教師のもとに嫉妬した数学教師が訪れるコントがひたすら秀逸。アンジャッシュのように上手さが目的化するわけでもなく、上手くて面白いのだった。3人並ぶと深夜帯にコンビニレジ内で佇むアルバイトのような特徴に欠けるルックスをしているが…

新喜劇フー!(ルミネtheよしもと)

関東では見る機会の乏しい演者を確認するため、劇場へ。要所で笑いをかっさらう小藪千豊の仕事ぶりが見事。国崎恵美は想像していたほど醜女度が濃厚ではなく残念な気がした。 そして何より気になったのはレイザーラモン出渕である。さまざまなキャラ模索の中…

太田プロNEW WAVE LIVE(新宿安田明治生命ホール)

とある事情でこの1ヶ月続けたお笑いライブお遍路紀行。88箇所目にたどり着いたのが太田プロだった。格の違う会場、やや高めの値段設定、スタッフワークの機敏さにくわえて、客のマナーも上質。なんだこれ。私は中野studio twlを振り出しにした双六のあがりに…

ビーコード・ビーサンバトルA(baseよしもと)

笑い飯のしょーもないMCを皮切りに、出る芸人出る芸人がコシもしなりもないギャグばかりで、さらに関西勢らしい技術もないものだから、終演後、誰がどのネタをやったのか、劇場で何が起きていたのか記憶に残らない奇跡的へなちょこライブ。ツジカオルコの…

ITGP〜世界ツッコミ選手権〜(うめだ花月)

ツッコミの世界チャンプを決めるべく、各国の予選を勝ち抜いたバッファロー吾郎・木村(ツッコミレジェンド)、ヤナギブソン(ツッコミスマート)、ネゴシックス(ツッコミネイチャー)、矢野兵頭・矢野(ツッコミノイローゼ)、吉本新喜劇・川畑泰史(ツッ…

5じ6じ(ルミネtheよしもと)

お笑いブームの芸人飽和化に伴い、多くの芸人はキャラの模索に必死。そんな中『やりすぎコージー』で元暴力団の経歴を告白していたラフ・コントロール重岡がネタでもトークでもいよいよ”極道”キャラ作りに精力を注いでいた。 しかし日本人がヤンキー文化に優…

サンミュージックGETライブ(しもきた空間リバティ)

事務所のホームグラウンド興行なのにかかわらず、なぜか客の反応がシビアなライブ。芸人がスベり倒して心が折れる瞬間の表情好きな私にとっては嬉しいかぎりだが、どの新人も客席が無音の世界となってもタフにネタを進めるのだった。事務所の先輩・ダンディ…

5じ6じ(ルミネtheよしもと)

オリエンタルラジオが出るだけで客数はいつもの3倍強という恐ろしい事態に。そのオリエンタルラジオはセンターマイクを挟んで諺をテーマにした漫才、奇跡を描いたショートコントなど。ネタ枠組みのキャッチーな発想、キレのある動き、ツッコミの声質、全てに…

サンパチ魂(スペース107)

松竹芸能東京支社の若手育成ライブ。というのは嘘で、本当は「ようやくコンビの方向性が見えたり演技が吹っ切れてきた3月の養成所の授業」じゃないのかこれは。芸人8組がK-1方式で対戦相手を指名し負けた芸人は下部リーグに落ちる熾烈なシステムはよいとして…

大阪発ワイドショー、神戸着

大阪に遠征して”ああ今、大阪にいるんだなー”と強く感じるのは、電車内で大阪弁を聞いた時でも、金龍ラーメンでご飯をおかわりしてる時でも、NGKの裏で普通に向こうから島木譲二が歩いてくるのを目撃した時でもない。それはホテルのテレビでワイドショー…

5じ6じ(ルミネtheよしもと)

久しぶりに見たザ・パンチの漫才が息を吹き返していて驚く。ボケの浜崎がパンチパーマかけて、衣装を紫にして、そしてツッコミに嘆かせる新境地に何年もかけてよくたどりついたものだ。芸を変える勇気も必要なんだなーと感心していると、ミルククラウンはい…

バカ爆走!(ミニシアター新宿Fu-)

2日前に見た若手のネタを再度観賞する。コントの設計図がしっかり描けているオンザライスとニッケルバックは見ていて飽きない。ラバーガールも嫌な間取りしかない狭小住宅を作っているようで面白い。しかし経験を積ませるため舞台にあげた一部の若手MCは、…

ホリプロお笑いフレッシュライブvol.7(笹塚ファクトリー)

強烈な天才はいないけれど際立った落ちこぼれもいない、偏差値でいうなら日東駒専レベルが頻出のライブ。それでも若手にしてはネタの色分けがされていて、芸名とネタが一致するのは事務所の技量なのだろう。気になったのは淡々とコントをこなす様がMCいわ…

超能力戦士たちがホットスポットを舞台に電波戦

So-netとNTT東日本と公安警察の陰謀で完全に危篤状態に陥っていた我が家の回線・TMN(たくみちゃんネットワーク)がほんのりと復旧の気配あり。 現在とある事情でお笑いライブに通いつめる日々で、若手酔いを起こしてるほどです。報告はおいおいと。

バカ爆走!(ミニホール新宿Fu-)

M-1以後、確実にお笑いシーンの風景は変わった。特に東京ではコントに走りがちだった地盤が一変して、漫才体質に改善しようとする若手が急増したのである。 しかし人力舎のライブは出てくる若手出てくる若手、ひたすらコント。それもこぞってコンビともども…

SMAトライアウトライブ 予選・金のたまご(シアターD)

まず会場で渡されたチラシを見て、イベント主催のSMAがソニーミュージックアーティスツであることを知って驚く。さらにあまり馴染みない出演陣がそれなりのレベルに達していて二度驚く。 しかしよく見たらそれもそのはず、メンバーチェンジして3人から2…

牛乳こぼしちゃった。vol.19 昼の部(中野Studio twl)

ビートたけしはこう語った。「売れない芸人の一番好きな話は、事務所の悪口だ」と。 この日のMCは、太田プロ所属の芦沢教授。すると冒頭から23名出演するマイナーピン芸人の紹介をよそに、事務所に対する愚痴を客に延々とこぼす始末。別に我々はいのちのテ…

twlスペシャルライブ(中野Studio twl)

大手事務所からインディーズ系まで、若手が数十組出演するショーケースライブ。チャラい外見なのにしっかりした流れがある漫才のモンキーチャック、アドリブが全く浮ついていないラブカップルが充実した出来。特に後者は女性が主導権を握る男女ドツキ型漫才…

第123回すっとこどっこい(ミニホール新宿Fu-)

10年前に会場が銀座小劇場だった頃、足繁く通った大川興業主催のライブ・すっとこどっこいに久しぶりに向かう。 かつての大川興業は北朝鮮だった。数多くの芸能プロダクション大国がひしめく中、一体どんな人材育成をしているのか、どういった階級社会になっ…

ネオネオ・ダイナマイトショー(しもきた空間リバティ)

『ゲンセキ』で青色ダイオードのように光っていたマチコを初めて生で観覧する。さくらんぼブービーにはバカ4コマ、今はなきモジモジハンターには不条理8コママンガのノリを感じたが、マチコは擬態する動物を描いたクレイアニメのような世界観。この日の餅…

カリカ単独ベストセレクション「白黒攻撃」(ルミネtheよしもと)

ルミネで行われた単独・カリカコント1〜4のネタを中心にしたベストライブ。家城のキレのある動きと林の変態性というカリカの日向&日陰をさんざん堪能したあと、最後はセンターマイクを挟んで“帰ってこい!”。前に見た時もすさまじさに感想の言葉が追いつ…