東京吉本若手漫才協会とは、私の勝手な想像によれば、若手芸人に流れ込むエネルギーと金をかき集めて「M-1」以降の漫才の新しい方向を作ろうとしたものの、「THE MANZAI」立ち上げによりその目的がウヤムヤになり、今は会長職を務めるロシアンモンキー・中須…
1500人収容する大会場でのジャルジャルライブ。当日券目当てで開演1時間前に会場へ到着するとはたして長蛇の列が。「さすがジャルジャル・・・・・・。入れなかったらどうしよう?」と並ぼうとすると、列と接続してない地点の関係者から「当日券はこちらです」の声…
仕事で大阪へ行ったついでに、強引に劇場へ立ち寄る。昨年末の『オールザッツ漫才』も未見のまま(私の知らない間にアイロンヘッドがブレイクしていないか不安だ)、一年ぶりに覗いた若手発・中堅着のライブは充実の一言で、どういうわけか特に若手は昭和テ…
「グランジvs○○」とは、見た目のいかつさから東京吉本の武闘派、もしくは若手芸人界の黒社会という印象の強いグランジが、他事務所のコント芸人たちに次々と因縁を仕掛けることなく意外に柔らかい物腰で迎え入れ、結果、ツイッターでフォローしあう程度の絆…
∞ホールの前を通ると、1000円弱の当日券で30分しか見れなかった若手のショーケースライブが1200円で1時間半に。200円弁当ですらクーポンで買い叩くクールな私はさっそく入ってみる。 ライブは20組の若手が続々ネタをかます構成で、それだけでシアターDで若…
みなさん、こんにちは。 今出ている『Quick Japan』でジャルジャル、我が家、ハライチ、キャイ〜ン×アンタッチャブル山崎、「セッシャー1」制作者、あと先月に出ていた『プレジデント』で立川談春、柳家喬太郎、サバンナ高橋、あと『プレジデントファミリー…
よしもとプリンスシアター閉館のこの日、さよならイベントをやるわけでもなく、なぜか行われたプロレス者芸人集合イベント。ゲストの天龍は話が達者で、アントニオ猪木、ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、長州力、前田日明について忌憚なく語り、9褒めて1貶…
タイトルに惹かれて行くと、ホテル利用客をも満足させるエンターテイメントを目指して行われていた興行「ステージマンショー」の歌ネタを集め、小籔千豊、麒麟・川島、バッファロー吾郎Aに一声もらうというライブ。 各自がやりたい放題の中で、目に余る狂気…
やんごとなきお方に酷似した人物に扮したたおネタが、お動画サイトに流れたため、全国の右関係者(東日本という意味ではない)からただらないバッシングを絶賛受信中の殿方充。ホームグラウンド的なライブ「苦肉祭」を充電でしばらく休むと聞き、しばらくそ…
携帯電話を見ると、知人から「談志が死んだ」というメールが入っていた。 私はその時、読売ランドにいた。 友達にハロープロジェクトの全量抽出軍団「モベキマス」の握手会があるから、と誘われてついていったのである。 私が「・・・談志が死んだよ!」と驚き…
そろそろよしもとプリンスシアターが閉館するタイミングで、このイベント名を知った時、不良高校に吹き荒れる教師へのお礼参り、通称“春一番”を連想したのは私だけではあるまい。当初は舞台に上がる芸人にもドレスコードがあった劇場で、リーガル芸人(法学…
福島県在住芸人によるイベントへ。被災地のことを忘れてはいけないと考えてるくせに、最近何も取り組んでいない鬱屈から、罪滅ぼし気分で会場に向かう私は不毛な存在だなと思いながら。 後半、営業先で必ずウケる芸を検証するコーナーで、福島芸人の口から出…
東京吉本漫才協会とは、M-1以降の漫才を牽引するために作られたものの、旗揚げ公演で会長・副会長として協会を牛耳るロシアンモンキーがピカピカにスベり、その後も参謀的存在のLLRが暗黒世界への扉を開くようにスベり、結果、最近は客が「今日はどんな血…
千鳥のノブが見ていたら「クセがすごい」そっくりのトーンで「オチがすごい」と言うだろうなと想像した。雑誌に原稿を書くかもしれないので、感想はこの程度で。念のため記しておくと、オチがすごい。
ネタ中における下ネタ率を我が家を10、ケーシー高峰を50とするなら、手元にデータがなくても何の迷いもなく「100」と断言できる芸人・横須賀歌麻呂。最近、殿方充が普段通りの気さくなネタをwebにあげて全国民を激昂させたことで、「カルト芸人の敵は記録」…
幼児の排泄のようにギャグをそうれはもう好き放題にぶちまける、すずらん・山本の喋りが見たくなって、平日17時のトークライブへ。全体のトークは至極普通ながら、相方が喋っている時に入れる山本の相槌が水下痢を思わせる無思考ダダ漏れダダこぼしで清々し…
バッファロー吾郎、博多大吉、ユウキロック、ハチミツ二郎、レイザーラモンとプロレス偏愛芸人が集結するイベントが始まると知り「これを待っていたんだよ!」と喜んだところ、同イベントの第2回が行われる11月30日によしもとプリンスシアターは閉館。昔、み…
円丈が主宰する新作落語の会。出演者全員面白くて、前座で登場した「たぶん高座は5回目ぐらい」と語る円丈の弟子・わん丈にギャグ生産力を感じる。 目下、記憶力が絶賛低下中という円丈は、「話が出てこないんだよ。忘れたら見るから」と途中で台本用紙5枚を…
DVD収録ライブ。こんなに誰も見たことないコントを作り続けて、ジャルジャルはビートルズだと思った。そのうちヒゲ生やしてインドに傾倒してエリック・クラプトンと女を奪いあって大麻見つかって日本入国を拒否されてリンゴジュースのCM出て再婚した挙…
用意された小道具を使ってひたすらボケ倒す、発想力やら馬力やら問われるイベント。用意された小道具を使う、というのが大前提であるにもかかわらず、セブンbyセブン・玉城は、楽屋にクローゼットを搬入したのではないかと思わせる怒涛の仕込みで、大勝軒の…
伸び盛りの若手2組の単独へ。「ツッコミが冴えている」を共分母に、分子が「ボケ担当・小浜がやんちゃ」がトンファーで、「ボケ担当・安部の視界がやんちゃ」がタモンズである。数年後、コンビが足を止めて互角に打ち合っていそうな波の高さをトンファーに感…
ナオユキの漫談を見たくなって経堂へ。打ち上げで会話した日本人の女性客が、海外でスタンダップコメディ経験あるとのこと。マジか。私の知らないところでお笑いのTPPが進んでいる。
3年ほど前、北海道旅行中に札幌吉本の公演を覗いた際、気になったタイブレイク・飯田とブーメラン学園・酒井の二人が、コンビを組んで上京したという。どんな顔をして東京の水を啜っているのか、一目見たくて札幌吉本出身芸人が集まるライブへ向かう。 しか…
コラアゲンはいごうまん独演会へ。42歳の厄年誕生日を記念した10時間耐久ライブの開始はなんと平日の11時。とりあえずオープニングに立ち会い、社会不適合者が吹き溜まる客席をお互いに確認しあった後は中抜けして過ごそうと考えていたら、10時間ずっと面白…
久しぶりにジャルジャル単独のチケットが手に入ったので、日比谷野音のコレクターズ25周年ライブを抜け出して新宿へ。コレクターズの野音は5年に1度見れるが、ジャルジャルは次いつ見れるか分からないんだからしょうがないじゃないか。と思ったら、劇場…
私はこのブログで「カリカ・家城とゆらゆら帝国・坂本は顔と声と世界観が酷似」説を星の数だけ唱えてきたが(実質20回ぐらい)、ゆらゆら帝国は昨年解散。さらにカリカも存在しなくなるのだから、この説も封印である。カリカが好きだった。 2000年。白菜ばか…
みなさんこんにちは。 構成を担当した伊藤隆行『伊藤Pのモヤモヤ仕事術』(集英社新書)が発売になりました。TVプロデューサー本にありがちな「おまえそんなに偉いんか」スメルが無臭の、窓辺に置きたくなるスウィートな一冊でございます。タイトルを『肛…
グランジが他事務所からコント師を招いてタイマン勝負に挑むライブは、最後の無頼派グランジ・大が、キングオブコメディが繰り出す話題「海釣り」「大森」「カヌー」などを、学歴に全く反映されない博識ぶりでことごとくレシーブ。さらにキングオブコメディ…